REGUIT開発ストーリー
何も分からないまま、諦めたくなかった。
REGUITは、盗難を防ぐ装置ではありません。
盗難時に、最後まで情報を落とさないために生まれた盗難追尾システムです。
車が盗難されるということは、ただ一台の車を失うということではありません。
その車で家族と出かけた時間。
大切な人を乗せた記憶。
仲間と走った日。
少しずつ手を入れてきたカスタム。
自分だけの一台にしてきた時間。
金額だけでは測れないものが、
ある日いきなり目の前から消える。
保険で補償される部分があったとしても、
その車と過ごしてきた時間まで、簡単に埋め合わせられるわけではありません。
盗まれた後、何もできなかった。
REGUIT開発者テクラ代表の豊田にも、忘れられない経験があります。
まだ若かった頃、アルバイトで貯めたお金で買った大切なバイクが盗まれました。
警察へ行く。
盗難届を出す。
そして、言われる。
見つかったら連絡します。
その言葉を聞いた時、豊田の心には、正直こう響きました。
警察は、本気では探してくれないんだ。
もちろん、警察にできることには限りがある。
それは頭では分かっています。
でも、盗られた側は、そんなに冷静ではいられません。
どこへ行ったのか分からない。
いつ動いたのか分からない。
いまどこにあるのかも分からない。
誰に何を伝えればいいのかも分からない。
何も分からない。
何もできない。
ただ待つしかない。
そして、もちろん、そのバイクは見つかりませんでした。
その悔しさは、ずっと残りました。
盗ませない守りは、絶対に必要です。
盗難対策の第一は、車両を動かさせないことです。
ドアを開けさせない。
エンジンを掛けさせない。
サイレンで威嚇し、犯行を諦めさせる。
日本のカーセキュリティプロショップが積み上げてきた守りは、本当に重要です。
REGUITは、その守りを否定しません。
むしろ、その価値を前提にしています。
大切な車だからこそ、盗ませない備えをする。
それは当然です。
でも、それでも思うのです。
もし位置情報が必要になる局面が来た時、
また何も分からないまま待つしかないのか。
また、祈るしかないのか。
また、「見つかったら連絡します」で終わるのか。
また、何もできないまま諦めるのか。
それが、どうしても嫌だった。
数字は、必死さを隠さない。
今回のワールドカップで、日本はブラジルに敗れました。
ブラジルのシュートは20本。
日本は5本。
枠に飛んだシュートは、ブラジル7本。
日本は2本。
コーナーキックも浴びた。
ボールも持たれた。
日本のファウルも多かった。
数字だけ見れば、日本は押し込まれていました。
余裕なんてなかった。
綺麗に守れていたわけでもない。
何度も危なかった。
何度も苦しかった。
何度も、もう終わるかもしれない場面があった。
それでも、1-2だった。
なぜか。
最後まで身体を張った選手がいたからです。
コースを切った選手がいたからです。
足を出した選手がいたからです。
戻った選手がいたからです。
倒れても、また立った選手がいたからです。
そして、その先のわずかな隙を、鈴木選手が埋めた。
負けた。
でも、諦めていたようには見えなかった。
だから、胸を打たれる。
綺麗だったからでもありません。
泥臭かったからです。
必死だったからです。
最後まで落とさなかったからです。
まだ終わらせない。
ここで切らせない。
最後までつなぐ。
その姿に、人は心を動かされるのだと思います。
REGUITも、同じ想いから生まれました。
盗難を完全になかったことにはできない。
盗まれた車を必ず取り戻せると約束することもできない。
それでも、何も分からないまま終わりたくない。
ただ待つしかない時間に戻りたくない。
大切な車なら、最後まで見失いたくない。
自分で犯人を追いかけたいわけではありません。
危険なことを勧めたいわけでもありません。
でも、警察へ伝える材料を持ちたい。
家族や関係者へ共有できる状態をつくりたい。
いまどこにあるのか知りたい。
どう動いたのか残したい。
できることを、最後まで残したい。
悪あがきと言われてもいい。
大切な車なら、何も分からないまま諦めたくない。
REGUITは、盗難防止装置ではありません。
位置を見るだけのGPSでもありません。
盗難時に、情報を落とさない。
最後まで見失わない。
次の対応へつなげる。
そのために生まれた盗難追尾システムです。
取り戻したいのは、車両だけではない。
盗難で発生するのは、金銭的損害だけではありません。
たとえ保険で補償される部分があったとしても、
家族との時間、
大切な人との思い出、
自分で手を入れてきたカスタム、
その車と過ごしてきた日々まで、
簡単に埋め合わせられるものではありません。
だから、最後まで見失いたくない。
きれいごとだと言われてもいい。
そんなことをしても、戻ってくるとは限らない。
そう言われるかもしれない。
その通りです。
REGUITを付けたからといって、盗難がなかったことになるわけではありません。
必ず取り戻せると約束できるわけでもありません。
でも、盗られた側は、そんなに簡単に割り切れない。
大切だった。
悔しかった。
何もできなかった。
どこへ行ったのかも分からなかった。
誰に何を伝えればいいのかも分からなかった。
ただ待つしかなかった。
そして、戻ってこなかった。
あの時、何もできなかった自分が、ずっと悔しかった。
だから、作った。
もう一度同じことが起きた時に、
また何も分からないまま待つだけなんて、嫌だった。
せめて、いまどこにあるのか知りたい。
せめて、どう動いたのか残したい。
せめて、警察に伝えられる情報を持ちたい。
せめて、家族や仲間に共有できる状態を残したい。
犯人を自分で追いかけるためじゃない。
危ないことをするためじゃない。
ただ、何も分からないまま終わりたくなかった。
悪あがきでいい。
大切な車なら、最後まで見失いたくない。
最後まで情報を落としたくない。
最後まで、できることを残したい。
REGUITは、スマートな理屈から生まれた商品ではありません。
盗まれて、届けて、待って、戻ってこなかった。
その悔しさから生まれたシステムです。
何も分からないまま、ただ待つしかなかった。
あの時間を、もう繰り返したくなかった。
悪あがきでいい。
大切な車なら、最後まで見失いたくない。

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