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Toggleトヨタ純正の盗難対策セキュリティは、これまでより大きく進化しています。
Smart Upgrade Switchセキュリティシステムでは、正規キーを持っていても、専用スマホアプリでの認証、または車両ボタンでのPINコード認証がなければエンジンを始動できない仕組みが用意されています。
さらに、不正な乗車を検知した際の音声威嚇や、Bluetooth通信範囲内のスマートフォンへのプッシュ通知なども備えています。
つまり、従来の純正セキュリティと比べれば、盗難抑止力は確実に高まっているといえるでしょう。
ただし、車両盗難対策に「100%」はありません。純正セキュリティが進化した今だからこそ、その次に何を備えるべきかを考える必要があります。
トヨタ純正セキュリティの次に考えたい
盗難時の位置情報対策
車両盗難対策で、まず第一に考えるべきなのは「盗ませない対策」です。
社外イモビライザー、社外セキュリティ、ハンドルロック、タイヤロック、防犯カメラ、センサーライトなど、盗難犯に「この車は面倒だ」と思わせる対策は、今でも非常に重要です。
しかし、純正セキュリティや社外セキュリティが進化すればするほど、盗難犯も別の手口を考える可能性があります。
そのひとつが、エンジン始動を前提としない移動です。
たとえば、レッカー車や積載車のような形で車両そのものを移動されてしまった場合、エンジンをかけさせないための対策だけでは、車両の現在地を把握することはできません。
もちろん、盗ませない対策が不要になるわけではありません。むしろ、盗ませない対策は最優先です。
そのうえで、万が一車両が動かされた後に、すぐ気づき、位置情報を確認できる備えまで用意しておくことが、これからの車両盗難対策では重要になります。
ランドクルーザーは、今も盗難リスクが高い車種
ランドクルーザーは、国内外で需要が高く、中古車や部品としての価値も高いため、盗難リスクの高い車種として繰り返し名前が挙がっています。
警察庁の資料では、自動車盗の認知件数はピーク時から大きく減少している一方で、令和4年以降は増加傾向にあり、近年の自動車盗難は特定車種を対象とした組織的・広域的な犯行が多く見られるとされています。
| 確認したいデータ | 内容 |
|---|---|
| ランドクルーザーの盗難 | 日本損害保険協会の2025年調査では、車両本体盗難の車名別でランドクルーザーが825件、構成比30.0%で1位となっています。 |
| 盗難が多い時間帯 | 同調査では、車両本体盗難の60.2%が深夜〜朝、つまり22時〜9時に発生しています。 |
| 盗難手口の傾向 | 警察庁資料では、特定車種を対象に、盗難車を一時保管し、その後に解体ヤード等へ持ち込むなど、組織的・広域的な犯行が多く見られるとされています。 |
このような状況を踏まえると、ランドクルーザーのような盗難リスクの高い車種では、純正セキュリティだけで安心するのではなく、複数の対策を組み合わせて考えることが重要です。
盗ませない対策と、盗まれた後に追える対策は
役割が違う
車両盗難対策は、ひとつの装置だけで完結させるものではありません。
「盗ませない対策」と「万が一動かされた後に追える対策」は、役割が異なります。
| 対策 | 主な役割 | 注意点 |
|---|---|---|
| 純正セキュリティ | メーカー純正の安心感があり、車両側の機能と連動した盗難抑止が期待できます。 | 対応車種・契約条件・通信環境・通知条件などを確認する必要があります。 |
| 社外イモビ・社外セキュリティ | エンジンを始動させない、車両を動かしにくくするなど、盗ませないための防御を強化します。 | 施工品質、隠蔽性、車両保証への影響、既存システムとの相性確認が重要です。 |
| REGUIT | 万が一車両が動かされた際に、通知・位置情報・移動履歴を確認し、奪還につながる初動を支援します。 | 盗難防止装置ではなく、車両の発見・回収を保証するものでもありません。盗ませない対策に加える追尾の備えです。 |
深夜盗難では「朝に気づく」では遅い可能性がある
盗難の多くが深夜〜朝に発生しているということは、オーナーが就寝中に車両が動かされる可能性があるということです。
朝になって車がないことに気づいた時点では、すでに遠くへ移動されていたり、別の場所に隠されていたりする可能性があります。
だからこそ、盗難時には「位置がわかる」だけでなく、「動かされたことに早く気づく」「移動中の車両を追える」ことが重要になります。
REGUITは、盗難発生後の初動を支援する
車両盗難時追尾システム
REGUITは、車両盗難を物理的に防ぐ装置ではありません。
純正セキュリティや社外セキュリティの代わりではなく、万一車両が動かされた際に、オーナーへ知らせ、移動中の位置情報を確認し、奪還につながる初動を支援するためのシステムです。
REGUITが重視していること
REGUITは、アプリ通知と電話通知、盗難時5秒発信、GPS・Wi-Fi・携帯基地局を活用した複数測位、内蔵バッテリー、SNS共有機能により、盗難発生後の対応を支援します。
一般的なGPSトラッカーが「位置確認」を主な目的とするのに対し、REGUITは盗難時の追尾と初動対応に重点を置いています。
| 機能 | 盗難時に期待できる役割 |
|---|---|
| アプリ通知+電話通知 | 深夜・早朝でも盗難発生に気づきやすくし、初動の遅れを減らします。 |
| 盗難時5秒発信 | 移動中の車両を細かく追いやすくし、現在地とのズレを少なくします。 |
| 複数測位 | GPSだけでなく、Wi-Fiや携帯基地局を活用し、環境に応じた位置把握を支援します。 |
| 内蔵バッテリー | 車両側の給電が切られた場合でも、一定時間の動作継続を支援します。 |
| SNS共有機能 | 盗難情報や位置情報を共有しやすくし、情報提供や初動対応の補助につなげます。 |
REGUITは「盗ませない対策」の次に考える追加レイヤー
REGUITを検討する前に、まずは純正セキュリティや社外セキュリティなどの「盗ませない対策」を優先してください。
そのうえで、万が一車両が動かされた場合に、情報ゼロで終わらせないための追加対策としてREGUITを考えるのが自然です。
REGUITは、車両の発見・回収を保証するものではありません。しかし、盗難発生後に現在地や移動履歴を確認できるかどうかは、初動対応に大きく関わります。
盗まれてしまった時に、後悔しないために。
トヨタ純正セキュリティは確実に進化しています。社外イモビライザーや社外セキュリティも、盗ませない対策として非常に重要です。
しかし、それでも車両盗難に100%はありません。だからこそ、盗ませない対策に加えて、万が一動かされた後に追尾できる備えまで考えておくことが大切です。
この記事を改めて書こうと思い立ったYahooニュースの記事はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5d68b15bfdbe45c3079310c664a4029b12c20f3
参考資料
・TOYOTA UPGRADE FACTORY「Smart Upgrade Switch セキュリティシステム」
・警察庁「自動車盗難等の発生状況等について」
・一般社団法人 日本損害保険協会「第27回 自動車盗難事故実態調査結果」
