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Toggle欧州の自動車盗難から考える、日本の次のリスク。「箱詰め盗難」は起こり得るのか?
欧州では、日本よりもはるかに多くの車両盗難が発生しています。 もちろん、国ごとに統計の取り方は異なります。乗用車だけを数える国もあれば、二輪や商用車を含む「車両盗難」として扱う国もあります。
それでも、欧州の盗難件数を見ると、日本の自動車盗難とは違う規模で、組織的・国際的な盗難ビジネスが存在していることがわかります。 そして、その流れの中で注目したいのが、エンジンをかけずに車を運ぶ「箱詰め盗難」です。
欧州主要国の車両盗難件数
欧州各国の盗難件数は、統計の対象が国によって異なります。 そのため単純な横比較はできませんが、近年公表・報道されている数字を整理すると、以下のような規模感になります。
| 国 | 盗難件数の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| ドイツ | 2024年:約14,000台 | GDVによる車両保険対象の乗用車盗難。高級SUV・上級車が狙われやすく、ランドクルーザーも盗難上位に入る。 |
| フランス | 2024年:約140,000件 | 自動車・二輪を含む車両盗難として紹介される数字。盗難規模は欧州でも大きい。 |
| イギリス | 2024年:DVLA登録ベースで約61,000台 | 統計の取り方によって数字が変わる。盗難車や部品が短時間で輸出ルートへ移る問題も指摘されている。 |
| イタリア | 2024年:約136,000件 | 車両全体の盗難として紹介される数字。車両・二輪・SUV・商用車などを含む。 |
ここで重要なこと
- 欧州では、日本よりも盗難件数の規模が大きい国がある。
- 国境を越えた移動・輸出・解体ルートが想定されやすい。
- 高級車だけでなく、部品・触媒・ECUなどを狙う盗難もある。
- 「盗んで走る」だけでなく、「積んで運ぶ」「隠して輸出する」という発想が存在する。
欧州で見られる「箱詰め盗難」という考え方
これまでの車両盗難は、ドアを開け、エンジンを始動し、自走で逃げるイメージが強いものでした。 しかし、セキュリティの強化が進むと、犯人側も別の方法を考えます。
その一つが、エンジンをかけずに車を動かす方法です。 レッカー、ドーリー、リフトゲート付きのパネルバン、積載車、コンテナなどを使い、車両をそのまま移動させる。 これが、いわゆる「箱詰め盗難」です。
注意すべきポイント: 箱詰め盗難では、エンジンを始動しないため、エンジン始動を防ぐセキュリティだけでは止めきれない可能性があります。 ドアが開かなくても、サイレンが鳴っていても、車両そのものを積み込まれれば、その場から消えてしまうリスクがあります。
英国でも、盗難車が短時間で輸出ルートに乗る問題は指摘されています。 盗難から数時間のうちに、車両が分解・移送・輸出の流れに入る場合、初動の遅れは大きな損失につながります。
なぜ「積んで盗む」という発想になるのか
理由は大きく2つあります。
1. セキュリティを突破せずに車を移動できる可能性がある
社外セキュリティや純正セキュリティが強化されるほど、ドアを開ける、エンジンを始動する、自走で逃げるという盗難は難しくなります。 そこで犯人側が考えるのは、車そのものを積み込んで移動させる方法です。
2. 指名買い・部品需要がある
高級車や人気車種は、車両本体だけでなく、部品としても価値があります。 「この車種のこの仕様が欲しい」「この部品が欲しい」という需要があれば、盗難車は高く売れる可能性があります。
つまり、犯人にとって重要なのは、車を綺麗に走らせて持ち去ることではありません。 価値のある車両や部品を、いかに早く現場から消すかです。
日本でも同じことが起こるのか?
現時点で、日本の車両盗難がすべて欧州型に移行しているとは言えません。 しかし、ランドクルーザー、アルファード、レクサス、ハイエースなど、海外需要が高く、高価格で取引されやすい車種は、すでに組織的な盗難の標的になっています。
さらに、トヨタの純正セキュリティ、マイカー始動ロック、社外セキュリティ、物理ロックなどが普及すれば、盗難件数そのものは減る可能性があります。 それは非常に良いことです。
ただし、盗難が完全になくなるわけではありません。 盗みにくい車が増えれば、犯人側は「盗みやすい車を狙う」か、「別の盗み方を考える」可能性があります。
エンジンがかからない。ドアが開かない。だから盗めない。
そう考えたいところですが、犯人が「動かせないなら積む」という発想に移った場合、既存の盗難対策だけでは対応しきれない場面が出てくるかもしれません。
既存のセキュリティが不要になるわけではない
ここで誤解してはいけないのは、社外セキュリティや純正セキュリティが無意味になるわけではない、ということです。 むしろ、盗難対策の主役は今後も盗ませないためのセキュリティです。
ハンドルロック、タイヤロック、社外イモビ、サイレン、防犯カメラ、シャッター付き車庫。 こうした対策は、犯人に時間をかけさせ、諦めさせるために重要です。
しかし、もし車両が動かされてしまった場合には、別の備えが必要になります。 それが、「動かされた後に見失わない対策」です。
盗ませない対策は、第一の備え。
そして、動かされた後に見失わない対策は、第二の備え。
REGUITは、この第二の備えを強化するための車両盗難時追尾システムです。
箱詰め盗難で重要になるのは「すぐ気づくこと」
箱詰め盗難で最も怖いのは、エンジンをかけずに車が移動することです。 もしオーナーが朝になってから盗難に気づいた場合、その時点で車はすでに遠方へ移動しているかもしれません。
盗難車は、すぐに解体されるとは限りません。 一時置き場、倉庫、ヤード、コンテナ付近などに移動され、様子を見られる可能性もあります。
だからこそ、重要なのは、車が動かされた直後に気づけるかです。 そして、動いている車の位置を細かく追えるかです。
箱詰め盗難を想定した場合に必要な備え
- 車両が動かされたことにすぐ気づける通知
- 深夜でもオーナーが気づきやすい電話通知
- 移動中の車両を細かく追える高頻度な位置更新
- GPSが入りにくい場所でも粘るための複数測位
- 警察や関係者へ共有しやすい位置情報
- 多くの目で発見につなげる情報拡散の仕組み
REGUITは「盗ませない」ではなく「見失わない」ための備え
REGUITは、車両盗難時にオーナーへ異常を知らせ、移動中の車両を追尾するために開発されたシステムです。 一般的な位置確認用GPSとは異なり、盗難時の初動と追尾に重点を置いています。
盗難時にはアプリ通知だけでなく、電話通知でオーナーに異常を知らせます。 また、盗難追尾時には約5秒間隔で位置情報を更新し、車両の動きを細かく把握しやすくします。
さらに、GPSだけでなくWi-Fiや携帯基地局情報なども活用し、GPS単独では弱い場面でも位置把握を補助します。 そして、SNS拡散機能により、オーナーだけで抱え込まず、多くの目で発見につなげることを支援します。
万一、パネルトラックで盗難されても。
REGUITは「見失わない」ための追尾を支援します。
REGUITは、社外セキュリティや純正セキュリティの代わりではありません。 盗ませない対策をしたうえで、万一車両が動かされた場合に、すぐ気づき、追尾し、発見につなげるための備えです。
REGUITの強みを見る
Yahoo!ニュースにも掲載されました。
車両盗難をスマホアプリに通知! 自動車盗難時追尾追跡システム『REGUIT(リグート)』とは?
まとめ:これからの盗難対策は「盗ませない」と「見失わない」の両方へ
欧州の自動車盗難を見ると、盗難はすでに国際的な犯罪ビジネスとして動いていることがわかります。 日本でも、海外需要の高い車種は標的になりやすく、盗難手口が変化していく可能性は否定できません。
もちろん、まず大切なのは、社外セキュリティや物理ロックによって盗ませないことです。 しかし、それでも万一動かされた場合には、車両の位置を見失わない備えが必要になります。
盗ませない対策。
そして、動かされた後に見失わない対策。
これからの車両盗難対策は、この二段構えで考える時代に入っているのかもしれません。
